契約する時に、直近の予定を教えてくれました。但し、口頭です。(紙としての全体スケジュールは、最後まで出てこない。これは桧家さんの方針と明言されました。)
契約してから約1ヶ月半後に、間取り図面に捺印が必要とのことでした。
捺印するのは、1/50図面と呼ばれるもので、この作成に桧家さん側で2週間ほどかかります、とのこと。
つまり、これから約1ヶ月で間取りを確定するのだと伝えられました。
1ヶ月後、何とか間取りを決めました。
間取り検討の初回打合せ前に、予めExcel方眼用紙で自作した間取りを提出し、これをたたき台にスタートしたことで、何とか間に合いました。が、細部について考え抜いた実感は、残念ながら持てません。
また、敢えて苦情を言うほどではありませんが、不満もくすぶりました。
例えば設計士さん。契約前に1度だけ同席して相談にのってくれたので、契約後の間取り検討でも同席してリードしてくれるのだろうと勝手に思っていました。しかし、設計士さんは契約後には1度も現れませんでした。
営業さんだけを相手に打合せ。
それも3回だけ。
私が考えた間取りを説明する、1週間ほどかけて桧家さんが図面やパースを作成してくれる、営業さんから説明を受ける、我々が持ち帰って考える。これを2セット。初回の認識合せを含め、合計3回の打合せ。
これも私の勝手な期待なのかも知れませんが、打合せの中でパソコンを使って立体的に配置を動かしていくのかなと思っていました。
実際は、紙図面にシャーペンで書いていく作業。
桧家さんのやり方なので詳しくは書きませんが、手書きの図面からパソコンに入力し、パースや図面の印刷物を作成するのに1週間ほどかかっていました。1週間以上かかったこともあります。
よって、土日の両方を間取りの打ち合わせに費やす、なんて出来ません。例えば土曜に打合せをしたら、翌週までの待ちが発生するので。
これは、営業努力で何ともならないようです。
必然、私たちに与えられた時間や、視覚的に伝わる資料は限定的なものとなります。自身の考えが止まったら、変な間取りで確定することになります。
今頑張らなければ大きな後悔をする、という圧迫感に襲われた1ヶ月でした。
経験豊富なプロの設計士さんが先導してくれて、こんな家にもできますよ、と夢が膨らむようなやり取りを、勝手に期待していた訳ですが、それは幻想でした。
営業さんの人柄は申し分ないんですが、桧家さんの方針に、疲れました。
振り返って、間取りを考えていた時のことを思い出すと、そして妥協したことを思い出すと、今でも大きなストレスが甦ります。