照明器具

もうすぐ上棟式という時期、照明器具とコンセントの打合せが始まりました。(といっても2~3回しか打合せの機会はありません)
予め桧家さんが図面に配置案を作ってくれていて、その説明を受けます。そして、修正点は次回打合せまでに色塗りして下さい、という形式。(事務的)

照明の内容自体は、一般的なものと思いました。
・リビングと居室にはシーリングライト用のコンセント(モノは引っ越しまでにこちらで購入)
・階段の照明
・玄関の照明
・その他はダウンライト

そして、照明器具の見積書を受け取ります。全て大光電機の製品で、合計は約10万円。
思ってたよりも安いんだな、との感想です。

持ち帰って内容を確認していると、全ての照明は「LED電球の交換不可」と記載されていました。
つまり、LEDで寿命は長いのかも知れないけど、電球が切れたら照明器具ごと交換ということになります。
照明器具の取り付けは電気工事なので、プロに任せないと法律違反となります。
必然的に、将来の交換では「照明器具代+取付作業費+手配の手間+自宅で作業して貰う立ち合い」というバカにできないコストが発生します。

10年以上持つとはいえ、いつか必ずやってくる交換時期、20数個もある照明が同時に切れるのも勘弁、五月雨式にパタパタと切れだすのも勘弁です。
(寿命が近づくと徐々に暗くなっていくらしいので、実際には稼働率の高い電球から暗くなっていくのを我慢しながら、いくらか纏めて交換ということになるのだと思います。)

当然、何で交換不可のタイプになっているんですかと、問い合わせます。
現場監督さん曰く、「単純に、安いからです」「今はこれが一般的なんです」「追加料金となりますが、カタログから選んだ製品に交換することも可能です」とのこと。

確かにネットで検索してみても、LED電球一体型(交換不可)のものが『照明器具メーカーの主流』のようです。
反面、『LED電球 交換不可』で検索して貰えれば一目瞭然ですが、購入側は住み始めてからその事実を知り、不安や驚きを感じている人が多いようです

では、自分にとって何がベストな選択なのか、真剣に検討することにしました。

まず、桧家さんが見積ってくれた照明がどのような位置づけで、どのような特徴を持っているのか、大光電機のショールームを訪ねて確認してきました。
すると、悲しい事実を目の当たりにすることになりました。
桧屋さんの提示してきたものは・・・。
一番安いやつ
定価で提供しようとしている(近くのホームセンターでは55%引き。ネットはもっと安い。)

桧家さんから頂いた見積書では、桧家さん専用の型番で印字しているので、ネットで検索してもヒットしません
しかし、ショールームに持っていくと、本当の型番を教えてくれました。そして判明した事実が上記の2点です。
思わずため息が出ました。

すぐさま営業さんに、照明は施主支給で対応して欲しい旨を伝えます。
営業さんは難色を示し、基本的には標準品かカタログの中から・・、みたいな物言い。
初回の問合せでは、断られたような空気で終わりました。

桧家さんはここでも利益をアテにしているのかな、今までの経験から、ここも会社方針なのかな、と諦めかけました。
そんな中、桧家さんから頂いた電気工事・照明取付に関する資料に、桧家さんから説明を受けた記憶はありませんが、照明器具を施主支給する場合の取り扱いが記載されていることを発見しました。
早速、現場監督さんに直接相談してみたところ、快く「あ、大丈夫ですよ」とOKしてくれました。

私は改めて最適な構成を調べ、結果として下記で落ち着きました。
桧家さん案と同額で、各段にグレードアップ。(型番変更、追加購入、施主支給追加費用を加味しても約10万円。)
②室内ダウンライトは全てパナソニック製、LED電球交換可能タイプとし、ネットで購入、施主支給する。
ベランダにダウンライトを追加設置する。断熱材の関係から大光電機製とするが、電球効果は可能。
④階段、玄関ポーチの照明をグレードアップして少しオシャレにする。交換可能タイプと人感センサーは択一だったので、人感センサーを諦めて交換可能タイプ。
駐車場用の照明(ビームランプ型)を追加設置する。人感センサー付きで、LED電球も交換可能。

メーカーの定価では30万近くになろうかという構成ながら、10万円で収まりました
あとはシーリングライトを購入してカチッとはめるだけ。LEDシーリングライトも本当に安くなっていました。

声を上げて、行動して、本当に良かった。

照明の段階では既に、桧家さんの提案はまず疑ってかかるという、残念な思考が染みついてしまいました。
桧家メソッドに慣れてきたとも言えます。

わざわざ桧家さん型番を提示して、メーカー希望小売価格を隠しながら割高で販売しようとするあたり、誠実とはちょっと言い難い。

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