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ソフトバンクでんきでは、最低でも毎月2,030円安い
引越しから1か月後、東京電力からソフトバンクでんきに変更しました。
表題の通り最低でも毎月2,030円は安くなり、夏冬のエアコン使用量によっては、それ以上の差が出てきそうです。
弊宅は給湯だけガスなので、深夜電力がお得なプランにはしておりません。(夜に電気でお湯を沸かすシーンがありません)
よって、いわゆる普通の契約ではありますが、桧家さん曰く、Z空調があるので100Aをお奨めしています、とのこと。
従量電灯Cに該当します。
60A以下(従量電灯B)の契約であれば、もっと選択肢は多かったのですが、従量電灯Cとなるとかなり選択肢は減ってきます。
東京電力との契約では、基本料金だけで2,808円。
従量部分は、120kWhまで19.52円/1kWh、300kWhまで26円/1kWh、以降は全て30.02円/1kWhです。
これに対し、新規参入各社を比較して最も安かったソフトバンクでんきでは、基本料金ゼロ、従量部分は一律26円/1kWhとシンプルです。
使用量が多くても少なくても、どのレンジでも必ずソフトバンクの方が安い計算です。
どのくらいの差になるのかは、下記の表をご覧ください。
買電量ごとの、東京電力 vs ソフトバンク
電力使用量(kWh) | 東京電力 | ソフトバンク | お得額 |
10 | 3,003 | 260 | 2,743 |
20 | 3,198 | 520 | 2,678 |
30 | 3,394 | 780 | 2,614 |
40 | 3,589 | 1,040 | 2,549 |
50 | 3,784 | 1,300 | 2,484 |
60 | 3,979 | 1,560 | 2,419 |
70 | 4,174 | 1,820 | 2,354 |
80 | 4,370 | 2,080 | 2,290 |
90 | 4,565 | 2,340 | 2,225 |
100 | 4,760 | 2,600 | 2,160 |
110 | 4,955 | 2,860 | 2,095 |
120 | 5,150 | 3,120 | 2,030 |
130 | 5,410 | 3,380 | 2,030 |
140 | 5,670 | 3,640 | 2,030 |
150 | 5,930 | 3,900 | 2,030 |
160 | 6,190 | 4,160 | 2,030 |
170 | 6,450 | 4,420 | 2,030 |
180 | 6,710 | 4,680 | 2,030 |
190 | 6,970 | 4,940 | 2,030 |
200 | 7,230 | 5,200 | 2,030 |
210 | 7,490 | 5,460 | 2,030 |
220 | 7,750 | 5,720 | 2,030 |
230 | 8,010 | 5,980 | 2,030 |
240 | 8,270 | 6,240 | 2,030 |
250 | 8,530 | 6,500 | 2,030 |
260 | 8,790 | 6,760 | 2,030 |
270 | 9,050 | 7,020 | 2,030 |
280 | 9,310 | 7,280 | 2,030 |
290 | 9,570 | 7,540 | 2,030 |
300 | 9,830 | 7,800 | 2,030 |
310 | 10,131 | 8,060 | 2,071 |
320 | 10,431 | 8,320 | 2,111 |
330 | 10,731 | 8,580 | 2,151 |
340 | 11,031 | 8,840 | 2,191 |
350 | 11,331 | 9,100 | 2,231 |
360 | 11,632 | 9,360 | 2,272 |
370 | 11,932 | 9,620 | 2,312 |
380 | 12,232 | 9,880 | 2,352 |
390 | 12,532 | 10,140 | 2,392 |
400 | 12,832 | 10,400 | 2,432 |
410 | 13,133 | 10,660 | 2,473 |
420 | 13,433 | 10,920 | 2,513 |
430 | 13,733 | 11,180 | 2,553 |
440 | 14,033 | 11,440 | 2,593 |
450 | 14,333 | 11,700 | 2,633 |
460 | 14,634 | 11,960 | 2,674 |
470 | 14,934 | 12,220 | 2,714 |
480 | 15,234 | 12,480 | 2,754 |
490 | 15,534 | 12,740 | 2,794 |
500 | 15,834 | 13,000 | 2,834 |
510 | 16,135 | 13,260 | 2,875 |
520 | 16,435 | 13,520 | 2,915 |
530 | 16,735 | 13,780 | 2,955 |
540 | 17,035 | 14,040 | 2,995 |
550 | 17,335 | 14,300 | 3,035 |
560 | 17,636 | 14,560 | 3,076 |
570 | 17,936 | 14,820 | 3,116 |
580 | 18,236 | 15,080 | 3,156 |
590 | 18,536 | 15,340 | 3,196 |
600 | 18,836 | 15,600 | 3,236 |
610 | 19,137 | 15,860 | 3,277 |
620 | 19,437 | 16,120 | 3,317 |
630 | 19,737 | 16,380 | 3,357 |
640 | 20,037 | 16,640 | 3,397 |
650 | 20,337 | 16,900 | 3,437 |
660 | 20,638 | 17,160 | 3,478 |
670 | 20,938 | 17,420 | 3,518 |
680 | 21,238 | 17,680 | 3,558 |
690 | 21,538 | 17,940 | 3,598 |
700 | 21,838 | 18,200 | 3,638 |
710 | 22,139 | 18,460 | 3,679 |
720 | 22,439 | 18,720 | 3,719 |
730 | 22,739 | 18,980 | 3,759 |
740 | 23,039 | 19,240 | 3,799 |
750 | 23,339 | 19,500 | 3,839 |
760 | 23,640 | 19,760 | 3,880 |
770 | 23,940 | 20,020 | 3,920 |
780 | 24,240 | 20,280 | 3,960 |
790 | 24,540 | 20,540 | 4,000 |
800 | 24,840 | 20,800 | 4,040 |
810 | 25,141 | 21,060 | 4,081 |
820 | 25,441 | 21,320 | 4,121 |
830 | 25,741 | 21,580 | 4,161 |
840 | 26,041 | 21,840 | 4,201 |
850 | 26,341 | 22,100 | 4,241 |
860 | 26,642 | 22,360 | 4,282 |
870 | 26,942 | 22,620 | 4,322 |
880 | 27,242 | 22,880 | 4,362 |
890 | 27,542 | 23,140 | 4,402 |
900 | 27,842 | 23,400 | 4,442 |
910 | 28,143 | 23,660 | 4,483 |
920 | 28,443 | 23,920 | 4,523 |
930 | 28,743 | 24,180 | 4,563 |
940 | 29,043 | 24,440 | 4,603 |
950 | 29,343 | 24,700 | 4,643 |
960 | 29,644 | 24,960 | 4,684 |
970 | 29,944 | 25,220 | 4,724 |
980 | 30,244 | 25,480 | 4,764 |
990 | 30,544 | 25,740 | 4,804 |
1000 | 30,844 | 26,000 | 4,844 |
電気料金には、2つの調整が入ります。いずれも、kWhあたりの単価を増減するものです。
①燃料調整費 ・・・ 毎月変わる。原油価格などの変動分を調整。電力会社ごとに規程。
②再生エネ促進賦課金 ・・・ 一年で変わる。太陽光発言などの買取実績を、国民で広く負担。経済産業省が決定。
2018年6月現在、下記の通り偶然にも、①と②の差し引きがほぼゼロです。
東京電力の燃料調整費は、過去12ヶ月の平均で-2.986円/kWhでした。
ソフトバンクの燃料調整費は、独自の約款を持ってはいるものの、東京電力と全く同じ金額のようです。(毎月、ピッタリ同じ)
再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は、電力会社によらず全国一律のもので、直近で2.9円/kWhとなっています。
たまたま、前者のマイナスと後者のプラスが、差し引きほぼゼロでした。(一年前なら、差引き-2円程度のようです)
あまり詳しく覚えていませんが、燃料費調整という制度は、原油高騰(ピークで1バレル=150ドルを超えた)や原発停止などのコスト高を電力会社が回収するため、割と最近始まったものだった気がします。
その名の通り、燃料の調達費(主に原油)に応じて加減されるもので、毎月変わるものです。
※単純な値上げではなく、このような名目で徴収しているのは、私の考えでは、政府・電力会社が「原発使わせてくれたら安くなるのに、停止してるから高いんだよ」と伝えたがってるんだな、と解釈しています。
導入当初はプラスの値(消費者に負担を求める)ものでしたが、その後の原油価格暴落により、マイナスの値(減額)となっています。
原油価格はいつもフラフラしていて、2016年はじめには1バレル=30ドルを切ったかと思えば、2018年6月27日に70ドルを突破し、28日は73ドルです。
東京電力の燃料調整費としては、2016年にー5円近く(1kWhあたりの減額)にもなりましたが、2018年4月の実績はー2.55円です。2018年6月原油の70ドル超えが反映される(原油取引値が最終製商品に反映されるには、数か月かかる)と、もっと割高(ひょっとしたら、プラスの値)になろうかと思います。
はたまた、これから原油が暴落しだしたら、当然また減額となります。
再生エネ課金については、環境省によると2030年まで上がり続け、4.4円/kWhほどになる見込みだそうです。
売電の買取り単価は年々低くなっていくものの、設置件数がそれ以上に増えているためでしょうか。
こうやって長い目でみると、消費者にとっては値上げ要素ばかりですね。
少し横道にずれましたが、結局のところ、これからどう環境が変化しようと、常にソフトバンクのほうが安そうです。
価格改定しませんように。
ソフトバンクらしい戦い方(大資本をバックに安売り)
余談ですが、ソフトバンクが電気に参入した当初は、東京電力よりちょっぴりお得程度のものだったようです。
更にお得意の「2年縛り(違約金)」。
見るだけでストレスを感じます。
これでは件数が伸びなかったのか、2017年11月くらいに、今回私も契約した「自然でんき」というプランを出しました。これには、2年縛りなどの違約金はありません。
この「自然でんき」が始まるまでは、株式会社Looopの「Looopでんき」が最もお得だったようです。内容は、基本料金ゼロで従量部分は27円/1kWh。
そうなんです、ソフトバンクは、先に成功した企業のプランを真似しつつ、単価1円だけお得なプランで攻めてきたのです。
私が聞く限り、『価格競争、共倒れ』というコトバがあります。安売り合戦は危険とされています。
普通は一定水準で価格を横並びにして、競合同士が疲弊しすぎないレベルで落ち着きます。
なのに電力に至っては、大資本のソフトバンクが強気に踏み込んでいます。
Looopでんきが25円/1kWhに改訂しようものなら、ソフトバンクは24円にまではしないとしても、25円にしつつ+αのオマケを提供するなど、体力を使って競争してくると思われます。
すると、Looopでんきは既存顧客からの収入も減り、企業としての存続が危ぶまれるのではないかと思います。
価格競争で先に値を上げるのは、圧倒的な資本力の差から、間違いなく株式会社Looopだと思います。もし倒産したなら、既存のLooopでんき顧客は新しい電力会社を探す。おそらくソフトバンクでしょう。シェアがぐっと上がるのでしょうか。
怖い世界です。
当然、現実には、Looopでんきは26円より安値で競争を仕掛けてはいません。
電力自由化当初、切替に不安はあっても魅力は少ないと感じていました
2016年4月から、電力の自由化が始まりました。
当時、やたらと宣伝が行われていたので、その頃にも試算してみた記憶があります。
結果、当時の理解では、リスクはあるのに対してメリットないんじゃないかな、と思いました。
まだソフトバンクの安いプラン「自然でんき」も、Looopでんきもなかったと思います。東京ガスで試算したような薄い記憶があります。
・月々500円程度安くなるくらいか。(計算ミスも否定できませんが、当時はその程度だった。)
・それで、たまにでも停電が起きたら困る。(これは全くの勘違いだった。)
私が持っていたイメージでは、携帯会社やインターネットプロバイダを切替えるようなものだろうと思っていました。
つまり、新規参入会社なんて、運用がこなれてくるまでは不安定だろうと。たまに停電するんじゃないかと。
最近になってやっと、これが間違いということを知りました。
実際は、電気業者を変えることにリスクなど無かった
Z空調で大きな電気を消費するという現実を前に、真剣に電気代を検討しました。
結果、偏見・勘違いから脱却し、正しい事実を知ることが出来ました。
電気の供給業者を変えたとしても、下記の通り「問題なし!」でした。(語弊が含まれているかもしれないので、別の情報ソースでもご確認下さい)
・東京電力が発電した電気が、東京電力の発電所/変電所から送られ続ける。
新規参入会社が(地球に優しく)調達した電気も含まれるが、東京電力の設備内で混ざる。
・東京電力が敷設した電線を使って、供給され続ける。
・新規参入会社が倒産しても、停電することなく東京電力から電力が送られる。(勝手に東京電力契約に戻る?)
・途中で解約しても、違約金は発生しない。(業者によっては発生するが、極めて少数派)
では我々にとって何が変わるのかというと、請求入金の事務とか、営業活動が新規参入会社になるだけの模様です。
そのあたりの仕事を、東京電力社員より安い人件費で行えば、当然ながら安くすることも可能ですよね。
更に新規参入事業者は、東京電力が敷設した設備、設置したメーターなどを使うことができるので、更にお得。
(ネットの書き込みによると、東京電力がメーターを設置する前にソフトバンクに申込んだら、ウソかホントか断られたとのこと)
プランをお間違えなきよう
ソフトバンクでんきは2018年7月現在、2つのプランがあります。
①自然でんき ・・・ 私が選択した、お得な新プラン
②おうちでんき・・・ 東京電力より1%だけ安く、スマホ回線が100円安い、旧プラン
あたかもソフトバンクのスマホを持っているかどうかで選択肢が別れそうな印象を受けますが、私が確認した限り、どのような環境でも①が圧倒的に有利です。
では何故、①に一本化してくれないのかというと、おそらく、既に②で契約済みの(割高な)人を自動的に安いプランに移行させる必要(ソフトバンクの利益減)は無かろう、という事だと思います。
そして、勘違いして新規で②の契約をしてくれる人がいたら、美味しい。
今後の価格改定は予想できませんが、少なくとも2018年6月現在は、①自然でんき一択だと思います。