防犯カメラ

外にコンセントが必要

防犯カメラは付けたいと思っていたので、電気打合せの時に外の電気コンセントを追加して貰いました。
玄関の天井付近と、駐車場が見渡せる壁の2か所です。
(話がズレますが、他にも将来の電気自動車向けに、200ボルトのコンセントを駐車場付近に追加しました)

コンセント自体は、一個あたり3千円前後だったような気がします。(見積りがどこかにいったので、うろ覚え)

防犯カメラのメーカー選び

コンセントさえあれば後は何とかなると思って、建築当時はひとまず寝かせ、住み始めてから防犯カメラそのものの調査をしました。
調べてみると、値段は本当にピンキリでした。
数千円から、数十万円まで。
有名な日本メーカーもあれば、初めて聞く中国メーカー。

まずは、宅内のHEMSがPanasonic製だったので、カメラもPanasonicが良いなと思い、探します。
しかし、価格が安くないことと、何より画質がイマイチです。
せっかく撮影していても、必要な識別ができなければ意味がないです。

amazonの検索をしていると、とにかく中国製のカメラがたくさんヒットします。
安くて、ハイスペックです。
後述しますが、中国製のカメラには抵抗を感じましたが、自分なりに調べた結果、(何事も100%はありませんが)問題なかろうという結論に達しました。

防犯カメラの購入

最終的には下記特徴のカメラを購入しました。
・防水仕様
・フルHD(1920×1080)
・広視野角
・無線LAN
・暗視機能
・microSDカードに録画可能
・動体検知で自動録画
・LEDがの粒々がむき出しでない(粒々が敷き詰められていると、個人的に嫌)
・できれば、ドーム型

これらの全て備えた製品は珍しく、5万、10万とかの高価格品を除けば、1製品だけが残りました。
1つだけ要件を満たしてない、という製品はたくさんありました。
特に防水なしの製品が大半であり、他のスペックは最高なのに!と思うことの連続でした。

この全有りの製品は、カメラ本体は1万円弱と、とてもリーズナブルです。
microSDカードは別売りですが、SanDISK製の64GBを2,000円程度で購入しました。
(64GBまで対応しているカメラも、少なかったです)

防犯カメラの設定、設置

さすがamazon、注文したらすぐに届きました。

設定も想像通り簡単で、あまり迷わずに完了です。
(有線LANのDHCPでIPを与えてから、スマホからアクセスして無線LANなどの設定を仕込む)

テストが完了したら、玄関への設置です。
脚立を使って、天井にネジで固定します。
失敗してネジ穴を増やしたくないので、奥さんにスマホで映り具合を確認して貰いながら、ここだ!という場所にテープで仮留めし、慎重にネジを回します。
テープを信じきると、もし落ちてきたら割れてしまうので、手で支え続けました。結構疲れました。
尚、私が買ったカメラは、レンズの上下角度は手動で動かせます。左右は不可。
カメラによっては、上下左右にリモートで動かせる物もあるようです。

さて、そんなささやかな苦労があって、目立ち過ぎず、隠れすぎず、自然な感じで設置が終わりました。
さすがフルHD、とても綺麗です。

雲行きが怪しい日、職場から「家は雨降ってるかな」という確認も簡単にできます。
それ以外は、何かトラブルでもない限りお世話になることはありませんが、「何かあったら録画はされている」ということは安心感があります。
門柱にも、防犯カメラで録画中、というステッカーを貼りましたので、泥棒さんも敢えて弊宅は狙わないでしょう。(とる物もありませんけど、荒らされるのは困る)

設置後、自転車が倒れるくらいの風を伴った雨も経験しましたが、特に故障もせずに稼働し続けています。

中国製の監視カメラを買うまでに、考えたこと

数年前、防犯カメラの乗っ取りが多発しているとのニュースを見ました。
どこかのサイトにアクセスすれば、世界中のカメラが盗み見できるばかりでなく、リモートでパン・チルト機能(レンズを上下、左右に動かす機能)も操作できたりするような事が書かれていました。
当時は、得体の知れないメーカーから買っちゃったのかな、と思って流し読みした程度でした。

いざ、自分が購入するタイミングになったのでもう少し真面目に読んでみると、被害の多くは日本の有名メーカーのカメラで発生しているとのこと。
そして、今現在も盗み見できる状態らしいとのこと。(何がしかの記録が残ると嫌だし、そもそも見たい気もしないので、自分では試してはいません)

記事によれば、被害の全ては「初期パスワードのまま利用している」カメラで起こっているそうです。
つまり、パスワードさえしっかり設定すれば、とりあえず有名な不正アクセスは防げそうです。

もう1つ、古いニュースの記憶があります。
それは、5年前か10年前か失念しましたが、lenovo(中国の巨大パソコンメーカー)のパソコンに組み込まれた不正アクセス機能です。
この装置、WindowsやBIOSから「見えない」存在として組み込まれていたらしいです。
パソコン持ち主のON/OFFとか関係なしに、専用の無線通信でノックすればデータを読めるというものです。
目で見えるような装置ならすぐにバレそうなので、半導体としてこっそりプリントされていたのだと思います。
この存在が暴かれるまで、何百万台だかそれ以上だか知りませんが、lenovoの全パソコンに組み込まれていたそうです。
そんな陰謀説みたいなの、誰かが作ったネタじゃないのかとも思いましたが、アメリカ、イギリスなどでは一部機関でlenovo全面禁止としたくらいなので、事実だったのかなと思います。
それでも、圧倒的に安いからlenovoは売れ続けています。

これらを踏まえて、中国製の監視カメラ、始めは抵抗がありました。
しかし調べていくと、世界の監視カメラ業界は中国企業の勢い凄まじく、世界シェアで合計3~4割、現在も拡大傾向が続いているそうです。
グローバル企業化していくことで、必然的に世界の目が向けられます。
外からの目だけでなく、内部の従業員からも。
実際、世界のセキュリティ調査機関からバグを指定されたら、修正をしているようです。
つまり、漠然と抱いていたイメージ「無法地帯」ではなさそうです。

結果、中国製の監視カメラを購入し、設置することに抵抗は無くなっていきました。
勿論、同じ値段なら日本メーカーを買います。
でも、5倍、10倍の差だったので、上記のように「中国製でも大丈夫か!?」を真剣に考えました。
そして、大丈夫だろうという判断に至りました。

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