借りた金には、金利が付きます。当たり前ですが。
注文住宅を進めていく初期において、1日のATM引出し限度(50万円)に引っかかるのは、3回あります。
① | 土地の手付金 | 50~100万 |
② | 建物の手付金 | 50~100万 |
③ | 土地の仲介手数料+司法書士+税 | (土地代金の1.5%~3% + 6万円) + 25~40万程度 |
この3回は、とりあえず自身の口座から払うしかないと思います。
(うち①と②は、ローンの融資実行により、一旦戻すことも可能です)
大きな費用は、土地代になります。(タイミングは、上記③と同じ)
土地代をローンで借りる訳なので、その支払いをいつから行うか、という事になります。
埼玉りそな銀行では、特に調整することなく、土地ローン融資実行の翌月からスタートしました。
元本の返済も含めてです。
まだ賃貸に住んでいるので、家賃と土地ローン返済の重複期間が始まることになります。
これは私の資金計画にとって盲点であり、意外でした。
勝手な思い込みですが、建物が完成するまでは金利だけを支払い、建物引渡し時点から本格的な返済が始まるものと思っていました。
当面の必要自己資金が、数十万円増えたことになります。(引越し後の余裕資金が減ったことになります。)
このことを私が知ったのは、土地のローン契約当日でした。
誤算だったことを、銀行の窓口に伝えてみると・・。
ローン契約の当日に話す内容ではないなと思います。
私の不勉強と楽観が招いた結果なのだろうとも思う反面、さすがに誰か教えてくれなきゃ分からない。
これから分割実行(分割融資)をなさる方は、『猶予』というものが(少なくとも埼玉りそな銀行では)存在し、利用できるということを知っておくと選択肢が広がるかと思います。
前述の通り、銀行から能動的に教えてくれるものではなかったので、こちらから相談する必要があります。
ちなみに、土地購入から数か月後には建物のローン契約、融資実行が待っています。
建物代を払うため、上棟時に中間金(ハウスメーカーによっては、その前の着手時点で前金)の融資を受け、建物完成後に残額の融資を受けます。
こちらは何も言わなくても、建物引渡し時(残額の融資時)までは金利のみ支払い、建物引渡しの翌月から元本返済です。
猶予とは違い、建物引渡し後から20年(240ヶ月)ローンです。
ローンを通して知ったこと、それは『2つのローン契約を結んでいた』ということです。
審査は共通ですが、ローンは「土地+建物」1本ではなく、「土地」で1本、「建物」で1本。
ローン残額の通知ハガキなども、別々に届きます。
(年末には住宅ローン減税の手続きが必要なのですが、その妨げ(ややこしさアップ)にならないか、少しだけ不安です。)
建物のローンは成熟していそうだから債務者の使いやすいように育っていて、土地のローンは成熟していないから融通が利きにくいままなのかな、と推測しました。
銀行ですからね。
お堅いのが当たり前。